薬剤師外来の試み

nohmin2007-03-23

本日のN店は老人ホームの定期処方でまさに戦場。
当然定時に終わるわけもないのですが、今日は某抗真菌薬のお勉強会が開かれるため6:15で強制終了。
勉強会出席者は勉強会終了後に続きをやったみたいなんですが、オイラは今日は愛病薬主催の勉強会に出席したかったので6:15で退却。
6:31弥富発急行→6:48名古屋発快速特急で金山へ急行し、ホテルグランコート金山へ。
6:30開始の勉強会なので、当然冒頭のパリエットの製品説明には間に合わず。*1
到着してみると、本題であった鍋島先生の講演が始まって数分、といったところの模様。
今日のテーマは「医薬品適正使用の推進〜薬剤師外来の試み〜」とのことで、薬剤師外来って何やることを目指すのかな、と思って聴きにいった。
米国を例に挙げていたのですが、あちらでは薬剤師が検査値を見て処方薬の用量を調節したりもしているんだとか。
つまり医師の処方権の一部を譲渡されているわけですな。
現状の日本ではまずあり得ないと思われるこの状態をいかに目指すか。


今となっては病院薬剤師の通常業務である入院患者へのベッドサイドでの服薬指導ですが、これも30年前は全く行われていなかったんだとか。
そこへ薬剤師がベッドサイドで服薬指導を行うことでコンプライアンスがこれだけ改善し、治療効果はこれだけ向上したんだという調査を行い、論文として学会に発表して、成果を広く認めてもらい、それによって今日の状態にまで職域を広げてきた。
基本的にはこれと同じ流れをとる方針で、ワーファリン教室の開催や喘息吸入指導を通して治療の必要性から副作用の説明や対処法を患者自身に理解させ、アドヒアランス及び治療効果の改善度合いを数値化し、論文発表を通して職域の拡大を図る、と。
既に名大病院では上記の活動に着手していることを踏まえた、なかなかチャレンジングで前向きな、素敵講演でした。


講演の後は「軽食がつきます」との記載があったので、サンドイッチか何かもらえるかなー、と思っていたら、ホテルの立食パーティーだったΣ(゚д゚;)!!
まるで医師向け勉強会のようなごちそう。
知り合いもいなかった*2し、ひたすらお料理をがっついてきた。
一通り全部食べて、お寿司ももらって、おそばにいたっては2杯食った(゚∀゚)
普通のわんこそばじゃなくてとろろ月見そばだったじぇ。ウマシ!
最後はケーキとコーヒーをいただいて、フルーツをおかわりして退却!

*1:端っから間に合わせる気もなし。

*2:嫁ちゃんの職場の先生を見たような気もする、というか見た、けどきっと気のせいということにしておこう。