小児に対するエクセグラン散**お勉強用メモ**

小児に対しては通常2〜4mg/kg/日を1〜3回に分割して経口投与する。
以後1〜2週ごとに増量して通常4〜8mg/kg/日まで漸増し、1〜3回に分割して経口投与する。
なお、最高用量は12mg/kg/日とする。
max≒4〜5hr   t1/2≒60hr
1/2≒60hrということで、単回投与においても体外への排泄には10日以上かかることになるが、主にCYP3A4で代謝を受けるため、EMなどのCYP3A4阻害作用を有する薬剤と併用すると代謝を阻害され、本剤のAUC及びt1/2がさらに増大する可能性がある。
また小児に対して8〜12mg/kg/日を投与した場合、10/69例に21件のSEが起こったと報告されている。
また発汗減少のSEは特に小児に起こりやすいことが報告されているため、小児においては高体温や熱中症を発症しやすく、高体温や顔面紅潮、意識障害等の発症時においては直ちに体冷却や対症療法を行うよう留意する。
なお、成人も含め、過量投与がなされた場合は昏睡、眼振、ミオクローヌス等の症状が報告されており、自殺目的でZNS7400mgなどを服用した26歳のてんかん患者の場合、p.o.後4hrで昏睡、瞳孔散大、対光反射の減弱が見られた。
服用13hr後には右上肢のミオクローヌス、水平性眼振が出現し、この時点での血中濃度が100µg/mLであったという。
その後輸液と酸素吸入で治療管理を行い、2日後には中毒症状が消失した。