美食家への道〜補中益気湯

ちょいと前に引き出しから発掘された旧包装の補中益気湯が1包。
新人君達に漢方薬の飲み方を指導する教材として利用しました。


一般的に(特に○○湯と名のつく)漢方薬は白湯に溶いていただきます。
それによって有効成分もよく抽出されるし、香りも立ちます。
漢方においてはその香りによる刺激も薬効に一役買うと教わった気がします
したがって西洋薬の粉薬のようにお水で飲むと漢方薬の効果は減少するとされています。
もっとも、白湯でいただけば漢方薬独特の味や匂いを存分に味わうことになる*1ので、どうしても苦手な人は水でいただくのもやむなし、といったところ(=飲まないよりマシ)ですね。


で、補中益気湯
消化管機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質者(添付文書「効能効果」より)に使うお薬です。
ショウキョウが配合されているだけあって生姜の味がメインになっていて、割と飲みやすい印象。
って、そりゃあれか、オイラがばっちり疲れていて、補中益気湯の証に合ってしまっている証拠かΣ(゚д゚;)!!
他の一年生もほぼ同様の感想だったけど、みんな疲れてるのか、そうかぁ…。

*1:証がばっちり合っていればそれは体が欲しているものなので、不味くは感じない。不味いのは証に合った漢方薬じゃないからだ。という人もいる。