>あ〜。殿

nohmin2005-06-18

精神科だらけの応援、ご苦労様でっす!
ロヒプノール6mgが服用量的に普通にありえるのはわかっております。
私が心配したのは患者さんじゃなくて、お店。
「レセ通るかな」ということであります。


しかし精神科の薬は怖い。
なんでもありなんだけど、しっかり監査しないと一番副作用が出やすい。
急な増量もいけないし、逆に急に減量すると退薬症状が出る。
添付文書記載の通常用量なんてほとんどアテにならないのも怖い。
添付には載ってないけどしっかり極量があるものもいっぱいある。
例えばセレネース*1
添付文書には

ハロペリドールとして,通常成人1日0.75〜2.25mgから始め,徐々に増量する.
維持量として1日3〜6mgを経口投与する.
なお,年齢,症状により適宜増減する.

との記載があるだけだが、実際の極量は40mg。
つまり0.75mg/日で飲む人もあれば、7.5mg/日で飲む人もいる。
前者の人が新患で来局して、間違って後者が処方されている場合、きちんと患者の話を聞いて判断しなくては危険。*2
後者の人が新患で来局して前者が処方されている場合、そのまま渡せば当然「薬が足りない」とのクレームを受けるし、「私の薬減ったのね、症状が軽くなったんだわ、わーい」などと思われて間違って少量で服薬されたら病状悪化を招くことになる。


服用方法も複雑な人が多いし、我々では症状から適量が判断できないし、ほんとに精神化の薬は何でもありで、投薬が怖いですな。

*1:統合失調症治療薬。

*2:多分起き上がれなくなる。