いとみち  ★★★★☆

今年65冊目。

いとみち (新潮文庫)

いとみち (新潮文庫)

相馬いと。青森の高校に通う十六歳。人見知りを直すため、思い切ってはじめたアルバイトは、なんとメイドカフェ津軽訛りのせいで挨拶も上手に言えず、ドジばかりのいとだったが、シングルマザーの幸子やお調子者の智美ら先輩に鍛えられ、少しずつ前進していく。なのに! メイドカフェに閉店の危機が――。初々しさ炸裂、誰もが応援したくなる最高にキュートなヒロインの登場です。
「BOOK」データベースより

「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」
はい、帰ってきましたよ。越谷オサムワールドに。
津軽三味線が題材でもロックの曲がキーになって出てくるいつもの越谷ワールドでしたね。
あらすじにある3人のメイドさんだけでなく、彼女らを優しく見守る店長も、その店長も含めて豪快に従えるオーナーもいいキャラがたってます。
話の大筋の展開としては王道ど真ん中なのでビックリするような流れはないのだけど、ちょっとしたヒトコマヒトコマが楽しいです。