拠点薬局の検討会が終了、結論は座長一任に

拠点薬局の承認要件としてＯＴＣ薬の取り扱いを含めて欲しくない＝プライマリーケアによって受診抑制がかかってほしくない日本医師会の常任理事羽鳥氏は、飽くまでも「要件に書くならば、ＯＴＣ薬を取り扱ったことのない薬局に無理に置かせることのないよう、せめて『望ましい』という表現にしてほしい」と(前回検討会よりは相当後退したものの)悪あがき。
「地域住民から相談があったときに(どんな相談でもある程度)対応できるように、薬効分類ごとにまんべんなくそろえることを要件とすべき」とした日薬副会長の森氏は当然として、ＮＰＯ法人ささえあい医療人権センターＣＯＭＬ理事長の山口氏や産経新聞社編集局論説委員・文化部編集委員の佐藤氏、北海道江別市長の三好氏などから総反論を食った。
日医と日薬に圧倒的なパワーバランスの不利がある中でこうした流れになったことの意味を、日医執行部はしっかりと認識すべき。
まあこれだけ頓珍漢なことを言ってるのは羽鳥氏の他、日医副会長の中川氏などごく少数だけだとは思うし、実地で医療に携わっている開業医さんや勤務医さんは薬局や薬剤師としっかり連携してくれている人が多数派だと思うんだけどね。
だからこそ日医執行部の人たちには余計なことを言って多職種連携を邪魔しないで欲しいなぁ。