ログ・ホライズン 2 キャメロットの騎士たち ★★★★☆

今年54冊目。

僕は、自分の居場所をそろそろ自分でちゃんと作るべきだってわかったんだ。(p.213)

アニメ第2期までのうちで腹黒メガネさんが最も腹黒さを発揮した円卓会議設立に至るまでのお話。
自分の居場所だけでなく、周囲のみんなの居場所を作っていくことをシロエが決意するまでのお話。
シロエは自分なんかがそんなことをしてもいいのだろうかと、今巻ほぼ丸一冊うじうじと自信を持てずにいた。
ためてためてためて…丸一冊悩みをためたからこそ、彼が決断して動いていくシーンには感動させられるものがある。
3巻以降では初心者組の活躍シーンが多くなるみたいだけど、彼らよりもシロエの方が活躍するシーンにお気に入りのシーンが多いのはこうした影の重さというか、タメのおかげなんだろうなぁ。