太陽の簒奪者

今年72冊目。

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

西暦2006年、突如として水星の地表から噴き上げられた鉱物資源は、やがて、太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。日照量の激減により破滅の危機に瀕する人類。いったい何者が、何の目的でリングを創造したのか?―異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが…。

ファーストコンタクト物なんだけど、最終盤までコンタクトできないどころか相手がどんな奴で何を考えているのかも分からない。
コンタクト対象の設定やらなんかは面白いものがあるんだけど、そこへ至るまでの情報が隠されすぎていることと、文章が淡々としすぎていて山場感がないので話がイマイチ盛り上がらない。
うーむ。オイラにはあと一歩という感じがするけど…雰囲気よりも中身が大事!という人には面白いかも。


★★☆☆☆