図書館内乱
今年60冊目。
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/04/23
- メディア: 文庫
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「教育隊の頃の騒ぎ、いろんな部署で噂になってたもん。みんな知ってるわよ。さすが純情なお子ちゃまは世情にも疎いのねぇ」
「わぁむかついた!表出るか!?」
「こちとら非戦闘職種なのにあんたみたいなキルマシーンと戦えるかっ!」
勢いだけで毒のないクラッカーみたいな言い合いに周囲がどっと沸く。一気に変わった流れに乗って柴崎も笑った。
…ああ、だから。
だからあたしあんたが大好きよ、笠原。
(pp.208-209)
シリーズ2作目はタイトル通りの内乱。
小牧さんの純愛があったり柴崎さんのちょっとした恋があったりするけれども、このシリーズは郁と堂上以外は基本的に敏い子ばかりで、やっぱり郁と堂上が絡んでるときが面白い。
同僚からキルマシーン呼ばわりされてる抜粋部分とか「今優しくされちゃイヤです」のシーンとか、ほんと笠原さんは愛すべきキャラですな。