日経DI 3月号

特集は認知症。さくさく復習。
認知症をよく理解するための9大法則と1原則」は大事ぽ。
あとは「本人がどんなに『大丈夫、分かった』と言っても、必ずメモを残す」というのをお薬手帳なんかを使ってやってみようかなぁ。

DIクイズは2問目が驚き。

問題のアスピリンジレンマ、すなわち高用量のアスピリンによる血液凝固作用が、臨床的な影響を及ぼすかといえば、そうとは限らない。抗血小板療法のランダム化比較試験のメタ解析の結果、アスピリンの高用量群(500〜1500mg)、中等量群(160〜325mg)、低用量群(75〜150mg)の間で、脳卒中心筋梗塞、血管死といった心血管イベントの低減効果に有意差はなかったことが報告されている。


保険塾は一包化加算の計算方法が間違っている。
6年位前までの一包化調剤料と現在の一包化加算がごっちゃになってるんだと思われる。


薬理のコトバは今話題のSTAP細胞について。
分かりやすくていいんだけど、そのSTAP細胞自体の存在がニュースになってしまっている。
論文がまずかっただけで、STAP細胞そのものは実在して臨床応用されていくといいなぁ。


漢方は当帰四逆加呉茱萸生姜湯。
薬剤師になったばかりの頃、長くてかっこえぇ名前の漢方だなぁと、自分の中では柴胡加竜骨牡蛎湯と並んで「2大かっこいい薬」になってたんだが「およそ210種類ある薬局製剤漢方の中で最も長い」とは思わなかった。
とにかく温める薬というイメージで間違いなさそう。
実際にはもう一つ、経脈の通りをよくする作用があり、合わせて「温経散寒、養血通脈」というらしい。


適応外処方はコレスチミドの血糖降下作用について。
作用機序考えると「なるほど、ありそうだなぁ」とは思うんだけど、アカルボースとほぼ同等の血糖降下作用と言われると「そんなに効くのね」と思うしかない。


相談室の向精神薬多剤投与の薬剤料については「薬局にも影響が及ぶ」とされているんだけど、これって例の「うがい薬だけの処方はダメよ」もそうだけど、ほんとに薬局の方も減算されるのかな?
調剤報酬表だけを見るとそういう記載は見当たらないんだけど…。
厚生局に疑義してみるかー。