ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 外伝弐 黒神の大祭典編

今年72冊目。

やっぱりこの話は政治の話してる時よりも伊丹周辺がワイワイバカやってる時の方が楽しい。
今回はロゥリィの過去話とボーゼスの結婚式を舞台にした現在のお話の同時進行なんだけど、現在の方がずーっとお祭り騒ぎなので今までよりも軽いノリが多くて面白かった。

「倉田三曹。味見してみろ」
「はい。どれどれ……」
倉田は指先で黒いどろっとした液体を掬って舐めてみた。
「すっ……酸っぱい!しかも焦げの味が!くわああああああああ。喉が焼ける」
「久居三佐。少しビネガーが強過ぎたみたいですね」
「よし茂原、もう少し香辛料を増やしてみろ。火は弱めにしてその分長く煮込むぞ」
屋台で食べ物を売るにしても、この特地で入手出来るものを材料にするという条件があったため、様々な食材が各地からかき集められ、それを用いたB級グルメ試食会があちこちで始まっていた。(p.135-136)