ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

今年54冊目。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (新潮文庫)

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない (新潮文庫)

中卒、元ニートの俺、(プログラ)マ男が就職したのはダメダメなIT企業。責任感のかけらもない上司と超使えない同僚、ありえない納期を押しつける取引先に囲まれて、一体全体…まさに21世紀の「蟹工船」、史上最強のワーキング・プア(笑)が放つ、スレッド文学の進化型。

ウォリアーの世界怖ぇ。
何かあったときには人命に直結するうちの業界は、法令で最低人員が定められているからここまでの地獄にはならないんだよなぁ…と思ったんだが、我々以上に人命に直結する医師はなんでウォリアーの世界みたいな労働環境が許されているんだろう。
まぁその辺は本書とは関係ないので置いておくとして。
>>1が藤田さんに導かれて成長していく様はとてもよくできている。
彼がいなければ>>1はもっと早くブラック企業から撤退していたはずで、そういう意味では藤田さんが>>1をさらに追い込んだともいえるけれども、やっぱり藤田さんはいいよ。
おいらも藤田さんみたいに後輩を導けるといいなぁ。