たったひとつの冴えたやりかた

今年98冊目。

たった一人で遠い宇宙に出た少女と脳内寄生生物との冒険物語。
冷凍睡眠から覚めた宇宙の運び屋が出会った年老いた元カノと、見た目は若いままの元カノだが、彼との記憶は持たない元カノのクローン。どちらか一方を選ばねばならないとすれば?
宇宙の果てに出発した調査団が出会う異種族とのファーストコンタクト。憎悪の目でこちらを見る彼らとの種族間戦争を避け、対話を行うことができるか?
それぞれが直面した危機に彼らが選択した「たったひとつの冴えたやりかた」とは?
訳がお上手で読みやすい。空気感は統一したものがありつつも、違った読み味をもつ中編3本。