クビキリサイクル

今年92冊目。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

玖渚は半狂乱で、ほとんど原形をとどめていない、内部が完全に露出している機械類にかけよる。「ひどいひどいひどいひどすぎる!いじめだ!悪魔だ!この島には悪魔がいるよ!ディアボロスだよ、いーちゃん!悲劇だ!うわー!これって人間で言えば内臓破裂全身複雑骨折だよ!ディスプレイまで壊してるー!意味ねー!あー、このキーボード作るの大変だったのにー!ホログラフィックメモリがー!てゆーかマザーボード!どうなってるってゆーか、割られてるー!何だよこりゃあ!」玖渚が切れた。
(pp.231-232)

妻ちゃんいわく「読み手をものすごく選ぶ」とのことだったが、オイラは全く抵抗なく読めた。
頑張って謎解きを達成した探偵役に対する、最終章での扱いがひどすぎて「――本当に、これこそが戯言だ」
そしてそれでこそお嬢様が待ちわびていた人類最強の請負人
それでこそ西尾維新