新世界より 下
今年82冊目。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/14
- メディア: 文庫
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夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と鳴咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近づくために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。
悪鬼を手に入れたバケネズミ軍と人類との決戦の裏に隠された、バケネズミ誕生の秘密。
その秘密に至るまでの悪鬼や愧死機構の伏線の張り方が見事。
悪鬼との鬼ごっこの迫力もスピード感も十分で、ホラーとしてもミステリーとしても楽しめた。
上中下巻合計1500ページもあるが、中だるみなく一気に*1読める。非常に面白かったです。
*1:オイラは上中下のそれぞれを読んだ後に他の本を挟んでるけど、妻ちゃんは文字通り一気読みした。