西の善き魔女1 セラフィールドの少女

今年78冊目。

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

満ちあふれる希望に胸を膨らませて初めて出かけた舞踏会を境に、少女を取り巻く世界の全てが変わる!

これからは覚えておくがいい。おまえはわれわれの親方の持ち物だということを。その頭も、頭に詰めこんだ知識も、すべて親方のものだ。おまえに自由などないが、素直に従えば、待遇はそれほど悪くないぞ。親方は、優秀な人材には慈悲をかけるおかただ。
(p.186)

基本的には王道の冒険物ですね。
ドラゴンのようなファンタジー要素あり、王室の権力争いネタあり、女学校での学園モノ展開ありのなんでもありにできるように風呂敷を広げた第一巻。
主人公の女の子と、イケメン貴族様と、ツンデレヒロイン(?)役の男の子の三角関係とともに、おてんば少女の主人公とおしとやかな王女様候補の従姉妹との百合展開の可能性もご用意いたしております。
二巻以降どの要素を使ってくるのか、はてさて…?