星を継ぐもの 読了

今年27冊目。

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

妻ちゃん文庫より。オイラが生まれるよりも前の名作ですね。
洋モノ+SFということで、先日読んだ「異星人の郷」のような苦戦を想定したので相当身構えて読み始めたが、訳者の力量の違いか、随分読みやすい。
そして解説にもあったが、ストーリーがない(´Д`;)
発見された太古の異星人の遺体について、ひたすら研究と考察と新発見の繰り返し。まさにサイエンス。
ひたすらその作業を積み重ね、核心に迫り、新たな謎にぶち当たり、ためにためること280ページ。
スト20ページまできてとうとうハント先生が核心に迫る!
この時は読んでるこちらも有象無象の科学者たちと一緒に「おぉ!」「な、なんだってー!」とうならされるしかなかった。
ダンチェッカー教授が彼らしくきっちり物語を〆ているその裏側、エピローグが切ない。現実ってそんなものだよね…。