調剤と情報2月号 読了

薬関係6冊目。

特集：認知症治療
ＡＤ以外の４大認知症（レビー小体型、血管性、前頭側頭型）についてもよくまとまってるし、４種類の治療薬の違いも、在宅や患者家族への関わり方なんかもさっくりまとまっていて分かり易し。
調剤と情報クォリティですな。
ガイドラインの連載も認知症。偶然なのか、狙ってるのか。
特集とかぶってしまうのは個人的には残念。バラバラの号で読めば復習になるのに。

Rx newsで気になったのは日薬が４月からスタートさせる生涯学習支援システム(JPALS)。
先日公表されたＰＳを応用した制度となるのでしょうか、主に病院薬剤師が目指すことが多い専門薬剤師制度に対して、薬局薬剤師が必要とされるジェネラリストとしての能力評価基準を日薬が示すという位置づけになるのだと思いますが…
とりあえず現時点ではツッコミどころ満載の概要となっているようで。
その辺りのことは「てんしす*1」さんに詳しいので興味のある方はそちらへどうぞ。
ツッコミではない記事をお求めの場合は本誌pp.109-111、連載「これからの薬剤師の生涯学習」でも触れられているし、どうやら日薬誌でも紹介されるらしいのでそちらを参照するとよろしいかと。

薬剤の特集はネキシウムとプラザキサ。
ネキシウムがH.Pylori除菌の適応を取っていたことはこの記事で初めて認識しましたよ。あひゃり。

*1:http://tensis.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-ea82.html