極北ラプソディ 読了
今年4冊目。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/12/07
- メディア: 単行本
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ドクターヘリといえば速水先生!
速水先生はジェネラルルージュで極北へ左遷されているので当然舞台は極北市!
極北市といえば極北クレイマーのラストでまさかの登場、世良先生!
世良先生と速水先生が出てきて面白くないわけがない!
主人公の今中先生には申し訳ないけども相手が悪いのよ。
重鎮2大巨塔はもちろん存在感抜群なんだけど、極北救命センターの面々もフライトナースの五條さんやCSの越川さんを筆頭に皆さんいい味出てる。
一冊ずっと面白いんだけど、その面白さは海堂さん作品を一通り読んでいないと味わえないというイケズな展開。
これまでも他の作品とつながる部分はあったけど、今回はすごいことになってた。
最低限「ジェネラルルージュの凱旋*1」「ジェネラルルージュの伝説*2」「極北クレイマー*3」「ブラックペアン1988*4」「ブレイズメス1990*5」は読んでいることが必須。
で、それらを読むために「チームバチスタの栄光*6」「ナイチンゲールの沈黙*7」も読んでおいてほしいし、細かいところで出てくる背景まで楽しもうと思ったら「イノセントゲリラの祝祭*8」「アリアドネの弾丸*9」「ジーン・ワルツ*10」「モルフェウスの領域*11」「ナニワ・モンスター*12」までよんでおくとベター。
そうすると文章中のあっちこっちであの人やこの人が出てくる。
彦根、清川、西野、村雨…苗字だけでみんな分かるかな?
せっかくここまで読んだんだったら「螺鈿迷宮*13」「マドンナ・ヴェルデ*14」「医学のたまご*15」「夢見る黄金地球儀*16」「ひかりの剣*17」と追加で読めば海堂さんのノンフィクションシリーズの既刊は全制覇(´Д`;)