薬局 10月号 読了

薬関係44冊目。

薬局 2011年 10月号 [雑誌]

薬局 2011年 10月号 [雑誌]

特集:エビデンス臨床試験に基づいたがん領域の漢方治療
漢方系の特集の割にはあんまり漢方にズッポリ浸っている人が執筆陣にいなかった印象で、読みやすくはあるけれど、理論がどうもあやふやな印象を受けた。
中にはオイラから見ても明らかに「中途半端に漢方をかじりました」的な人も混ざっていたが、それでも一応臨床効果としては出ているわけで、ターミナルにおいても漢方薬が有効に西洋医学と併用できている臨床例が着々と積み重ねられていることは実感できます。
三大補剤と言われる十全大補湯補中益気湯、人参養栄湯(免疫力増強)に加えて六君子湯(胃症状)、牛車腎気丸(末梢神経障害)、半夏瀉心湯(下痢)、大建中湯(イレウス)なんかは西洋医学的治療においてもすっかり居場所を確保したみたいです。