神様のパラドックス 読了

今年34冊目。

神様のパラドックス〈下〉 (ハルキ文庫)

神様のパラドックス〈下〉 (ハルキ文庫)

量子コンピュータを使って神(=唯一神)を創る!
では「(唯一)神の定義」とは?
なぜかいきなりアメリカ国防総省と空戦になってカミカゼやらかそうとしたりとか展開がダッシュ過ぎたり、随所に中二病的な感じがしたりとか気になる点が多々あって絶賛はできないが、考えるテーマとしては面白い。
神様は、どこから来て、どこへ行く。
オイラは唯一神なんてものは信じてなくて、日本的な八百万の神だとか、ギリシャ神話の人間臭い神様の方が好きなんだけど、彼らを軸に据えて本作を構成しなおすとまた違った構成になるんだろうね。


個人的には、終盤でフライデイにもっと活躍してほしかった。
エピローグでの小佐薙さんから直美ちゃんへの激励はよかった。しっかり物語が締まった感じがした。頑張れ直美ちゃん。