宇宙は何でできているのか 読了

今年4冊目。

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)

物質を作る最小単位の粒子である素粒子。誕生直後の宇宙は、素粒子が原子にならない状態でバラバラに飛び交う、高温高圧の火の玉だった。だから、素粒子の種類や素粒子に働く力の法則が分かれば宇宙の成り立ちが分かるし、逆に、宇宙の現象を観測することで素粒子の謎も明らかになる。本書は、素粒子物理学の基本中の基本をやさしくかみくだきながら、「宇宙はどう始まったのか」「私たちはなぜ存在するのか」「宇宙はこれからどうなるのか」という人類永遠の疑問に挑む、限りなく小さくて大きな物語
「BOOK」データベースより

膨張する宇宙の話をきっかけにして全ての物質が何でできているかのお話から始まり、量子力学素粒子物理学へ。
この辺りまでは高校物理と大学の教養科目の遺産でどうにかついていけたのですが、4つの力が出てきて反物質量子色力学、CP対称性の破れとどんどん講義についていけなくなる。
それでもどうにか最後まで字面だけは読み通せるのは、著者さんの「そういうものだと思ってください」を忠実に実行したからにすぎない。
完全ギブアップみたいに書いてるけど、オイラこれでも一応理系なので物理アレルギーがあるわけではなく。
むしろ量子力学とか相対性理論とか現象としてはとっても面白いよね。
また何冊か簡単な本を読んでみようかという気にはさせてくれる本だったと思う。
はやぶさの帰還なんかで宇宙ブームもあるみたいだし、この分野の研究者さんにはぜひ面白い入門書を書いて、未来の研究者をたくさん引きつけてほしいところでもあるね。