ボーナス・トラック 読了

今年1冊目。

ボーナス・トラック (創元推理文庫)

ボーナス・トラック (創元推理文庫)

草野哲也は、雨降る深夜の仕事からの帰り道、轢き逃げ事故を目撃する。雨にさらされ、濡れた服のまま警察からの事情聴取を受けた草野は、風邪をひき熱まで出てきた。事故で死んだ青年の姿が見えるなんて、かなりの重症だ…。幽霊との凸凹コンビで、ひき逃げ犯を追う主人公の姿を、ユーモアたっぷりの筆致で描く、第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞の著者デビュー作。
(「BOOK」データベースより)

その死んだ青年の亮太君が妙にノリが軽く、全編にわたって明るくて読みやすい空気があってさっくり読める。
広げた伏線は無理なく回収されていくし、ちょっとした漫才のような笑いが散りばめられていて面白かった。
亮太君のご冥福をお祈りいたします。