P-077 ヒヤリハット減少に向けた発生誘因の解析

ヒヤリハットの時間別、種類別発生傾向を分析したもの。
…で、終わればなんてことはないのだけれども、組織感情と結びつけたところが大変興味深かった。
いわく「働きやすい」「皆やる気がある」という感情が表に出て、ギスギスした感じや冷え冷えした感じで働いている印象のない傾向のある店舗と、あまりそういう感情が表に出てこない傾向のある店舗、言い換えれば仲良し店舗と高い緊張感の張りつめた店舗ではヒヤリハットの発生傾向が変わるのだとか。
仲良し店舗ではヒヤリハットの発生件数が比較的多く、一つのミスに連鎖して複数のミスが発生する傾向にあるが、そのミスは薬局内に留まり、患者の手に渡ってしまってから発覚するケースは少なかった一方、緊張感のある店舗ではヒヤリハットそのものは単発に留まるものの、患者の手に渡ってしまってから発覚するケースが多くなる傾向にあったとのこと。
これはそう言われてみれば確かに納得できるような気もするというのが実感で、ではどうすればよいかといえば、高い緊張感を保ったまま楽しくイキイキと仕事ができる環境を模索することになる。
結論には全く異論がないが、これを実現することはもの凄く難しい。
まさに店長さんの手腕の見せ所、と言われてしまうと厳しいっすね。