制限日数超える睡眠薬処方 北海道の国保病院

北海道の平取町国民健康保険病院が、架空の診療を装い、制限日数を超える量の睡眠薬を患者に処方していたことが10日、分かった。健康保険法に反して診療報酬を不正に受給した可能性があり、北海道厚生局が事実関係を調査する。
同病院によると、1回の診療では30日分しか処方できない睡眠薬を、2回診療したように装い計40日分処方するなど、患者の求めに応じて不正な処方をしていた。
患者が受診した際、正規の処方せんとは別に未来の日付の処方せんを発行。病院側は2回目の来院分の再診料なども受け取り保管した上で、架空の診療日に精算処理し、診療報酬を請求していた。院内では「未来処方」と呼ばれ、少なくとも2004年ごろから毎月数人にこの処方をしていたが、内部から指摘を受け8月に中止したという。
広岡堅治(ひろおか・けんじ)事務長は「送迎バスの都合などで頻繁に通院することが困難な高齢患者の便宜を図り、慣例化してしまった」と話している。
共同通信

未来処方て(´Д`;)アボカド