日経DI9月号読了

今年56冊目、薬くさいのでは32冊目。
あぁ2カ月遅れ(´Д`;)
年度内にリカバリーできるかしら?
さて今号の特集は適応外処方ランキング。
ランキング上位は有名すぎてもはや適応外だという認識すらない。
やっぱり適応外で困るのはこのランキングに入ってこないようなやつらなので、あまりありがたい特集ではなかったな。
それより地味にほほーっと思ったのはOTCの連載の方。
今号のテーマは強心剤、循環器用剤。
Q&Aが豆知識的というか、全然知らなかったというか。

  • 強心剤に含まれていることが多いセンソは、皮膚や粘膜に触れると局麻作用を示すためかんだり口の中で溶かしたりすると舌や口中が数時間にわたって痺れる。
  • 就寝中は全身が休息状態に入るため心機能も低下するが、寝ている状態の方が起立時より全身の血液が心臓に戻りやすくなり心臓への負荷が増すため、救心などはvdsp.o.が効果的。
  • 強心剤に配合されている生薬の中には鎮静作用をもつものもあるため、vdsp.o.によって眠りが深くなる効果も期待できる。
  • OTC強心剤は登山や炎天下のゴルフなどで頭がぼーっとしたり、息切れを起こした時に用いる。
  • 心臓に器質的異常がないにもかかわらず精神的なストレスが原因で現れる心臓神経症の改善にも強心剤は向いているとされる。

へー、へー、へー。
でも最後のはどうなんだと激しく疑問に思う。
いわく「『なんとなくやる気が出ない』などの症状も心臓のポンプ機能が悪くなって、脳に酸素が十分に行き渡らないことが原因の可能性もあり、強心剤による効果が期待される」とのことだが、たとえOTCとはいえ、安定剤並に乱用されそうな用法で強心剤を服用してよいものなのか?
センソの薬効発現メカニズムが詳しく分からないからアレだけど、血液循環改善、強心作用、局麻作用があると同記事に記されていることから、どう考えても乱用は危ない類の薬剤だと思うんだが…