P-11-011 薬局における疑義照会内容の分析と評価

文字どおりの発表。
疑義照会率は2.07%とのことで、調査薬局の一日の処方箋枚数が約120枚であることから、毎日2〜3枚の疑義照会が発生していることになる。
内容は「用法・用量」「処方追加・削除」が突出して多かったそうで、自分の経験と照らしても妥当な結果ではないでしょうか。
前者は薬剤師として当たり前のことですが、後者の疑義照会は患者と話をして医師には話せなかったことを聞きだすことで初めて出てくる疑義であることも多いため、こういう疑義照会ができることは大切なことだと思われます。
もっとも、この疑義照会は(薬学的には)たいしたことではないことであり、患者と話をして聞き出したことを基にして薬物動態やQOLを考慮した、いわゆる質の高い疑義照会ができるようにしないといけないということは、発表者さんも述べていらっしゃいますね。