人は死ぬ それでも医師にできること

今年22冊目。

期待通り、また不思議な文章を書くお人です。
実例から入り、考えて考えて考えて、結局ファジーな締め方をする、実に日本人的文章。
EBMの大家らしい、白黒相半ばする結論。
結局のところ現実なんて白黒つかないことがすごく多いんだけれども、それでも場面場面ではきちんとした根拠をもって何らかの決断を下していかなくてはならないし、やれることをやっていくしかない。
その中でも自分にできるベストのことをするために、考えて、考えて、考える。
考えても分からなくて、行動して、失敗して、思い返して。
医師に限らず、薬剤師、そして、全ての職種に通じることだと思う。