日本の10大新宗教
今年17冊目。
- 作者: 島田裕巳
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 新書
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著者が独断で選んだ10の新宗教について世間の注目を集めた事件や教団の歴史の概略なんかが書かれてる。
それらの新宗教が掲げる活動目的によって社会がどんな情勢のときに勢力を伸ばしやすいかも分かる。
宗教というからには、どの宗派も教祖様がいて、彼ら彼女らの多くはある日自らの体に霊やら神やらが降りてきて啓示を受け、宗派を開いている。
そう聞くと、やっぱり新宗教なんて胡散臭くしか思えないのだが、その昔の仏教やキリスト教だって同じだったはずだ。
やはり年月を経て民衆に深く浸透していくと、それは新興宗教、怪しい団体から文化へと昇華されていく日が来るはず。
今のところその座に最も近そうなのは創価学会なんだけど、彼らが日本では当たり前の文化になったとき、彼らはどうするんだろう。
仏教なんかと同じように、空気のようにそこにあるのか?
それとも国立戒壇なんて作って存在をギンギンに主張するのか?
はたまた公明党が政権を握って日本を支配してしまうのか?
なんてなことを少しだけ思いました。
タイトルの割に軽く読めた一冊。