はじめての 課長の教科書

今年14冊目。

はじめての課長の教科書

はじめての課長の教科書

ほんとに「課長の」教科書だった。
課長職にない人が読んでも応用できる範囲はあんまりなかったけれども、最終章はまぁそれなりに。

本の内容というのは読んでいるときはなんとか覚えているのですが、読み終わると意外とすぐに忘れてしまうものです。
そして後になって、実務で問題に直面したときなどに「あれ、これに関連していたことが、確かどこかの本の中に書いてあったな」というような形で不完全に思い出すことがあります。
そんなとき、おそらくこの本ではなかったかという具合に、探したい記述が書かれていると思われる本を数冊にまで絞り込むことはできるのですが、そこから先に進むのは絶望的なことに思われます。
そこでビジネス書を読むときは、読んでいて特にこれは大切だと印象に残るような記述に出会ったときは、思い切ってそのページの角を三角に折ってしまうのです。
もちろん付箋を付けたり、ペンでアンダーラインを引いたりしても良いのですが、ページを折るというアクションは、付箋やペンが手元になかったりするときにも有効な手軽な手段です。
手軽だからこそ、いつでも大切なところを逃さずに印をつけておくことができます。後でいざ自分が気になった記述を探すようなときは、折れているページだけを選択的にサッと読んでいくだけで、探したかった記述を見つけることができるはずです。
ただしこの折るという方法を取ると、後で古本屋さんに本を引き取ってもらうときに厳しい値段をつけられてしまうことがあるということは覚悟しておいてください。


本書にも折るべきページがあったことを祈りつつ、本論を終わります。
(第5章 課長のキャリア戦略より引用)

ぶっちゃけたいしたことを言ってるわけではないんだけど、一冊のうちでここが一番なるほどと思った罠。
本を読むのは主に通勤中の車の中というオイラにとって、実はこういう手法はピッタリくるね。
今度からやってみるっす。