お弁当会inヒルトン
あ〜先生のお誘いでヒルトンにタダ飯食いに行ってきました(゚∀゚)b
今日の講演のテーマはズバリ、オルメテック。
一人目の先生は基礎から、二人目の先生は臨床から、それぞれ心疾患治療を語ってくれました。
どちらもそれぞれ興味深い話で、腕組して偉そうに聞いてましたぜψ(`ー´)ψ
以下、面白かったところを箇条書きでメモメモ。
- Angiotensinogen→AngⅠ→AngⅡと代謝されていくRA系において、昇圧物質として作用するAngⅠ/Ⅱからアミノ酸を2残基引っこ抜いて、なんと降圧物質に変えてしまうACE2なる酵素が存在する。さらにオルメテックはこのACE2の発現を促進することによって、間接的にACE-i作用を現し、ARBとACE-iを併用するような強力な降圧作用を示す。
- MetsではRASが亢進しているケースが多く、逆に取ればARBを用いることでMetsを抑制できる。*1
- オルメテックはeNOS monomer→eNOS dimerの反応を促進することでNO産生を増大させてスタチン系と同程度に血管内皮保護作用を示し、さらにその作用は相加的に増加する。ただし、ARB/スタチン併用療法とARB単独高用量両方のどちらが有効かは分からない。
- RASによるプラーク予防作用をOCTと呼ばれる画像解析装置で見せてもらった。とってもよく分かる画像で感心した。
- RAS/CCB/β遮断剤/利尿剤の4分類の降圧剤のどれとどれを併用すべきかという相合傘モデルの発表。また、ARB+CCB/ARB+利尿剤のいずれが有意に各種イベントを抑制するかをn=4000規模の臨床試験(COLM Study)として計画中。