N市大卒後講座第3弾=SM診断

でした。
演題は「新生児の脳を護る薬物療法の可能性」「褥瘡の創評価と保存的治療」の2本。
先月、先々月同様にラジオ先生と参戦してきましたよ。


1題目はN市大病院のNICU*1の先生だったんだけど、この人とっても講演慣れしてて面白かったです。
新生児仮死の話から新生児脳障害の話にいって、それには第一呼吸のメカニズムの話がからんできて、特許絡みで第一呼吸から攻める研究がぽしゃり、陰陽式人工呼吸器なるものを考案した話からCO、NO、iNOS*2阻害剤と話が進展していき、最後はPVL/CP*3に対してEPO*4を適応する研究の話に行き着く。
ほとんど眠くなることのない90分の講演、お見事でした。
正直、最初に演題見たときはほとんど興味なかったんだけど、3ヶ月、6本の講演で一番面白かったですわ。


2題目は「褥瘡のことならこの人!」と言われるくらい有名な方らしいんだけど、いかんせんドS態度が高圧的過ぎる。
講演の冒頭で「褥瘡治療はチーム医療が必要だから薬剤師ももっと入っていかなくてはいけない」なんて言ってたのに「Dr.は褥瘡のことなんか知らない」「Ns.なんかに褥瘡の処置させてたら治らない」と連呼。
どんだけ高名な方か存じ上げないけれど、どんどん話を聞く気が失せていったので半分寝てました。


ところで、1題目で眠りに落ちまくっていたラジオ先生ですが、2題目はがっつり聴けたらしい。
ドSのおっさんの講演はMな彼女には聴きやすかったんでしょうか。
そう考えてみると、1題目の先生は若干M気質があるっぽいのでラジオ先生には退屈だったんだろうか。
とするとMのおじさんの話を楽しく聴かせていただいたオイラはSだってことでしょうか(´д`;)

*1:新生児集中治療室

*2:NO産生酵素

*3:PVL=脳周囲白質軟化症、CP=脳性麻痺

*4:エリスロポエチン。造血ホルモン。