N市大オツ後講座

nohmin2006-10-15

今日は我らが社長も卒業したN市大の卒後講座第2回。*1
タイトルは1限が「最近のRAの治療」、2限は「薬剤師のための薬物動態値の読み方とその応用」

①最近のRAの治療
研修医時代からRA一筋に生きてきた教授のお話だけあって大変聞きやすい講義でした。
ただいかんせん、それでもオイラの肉体の疲労の方が勝ってしまい、睡魔と闘いながら聞いてました。
RAにおける薬物治療の目的は①ADL維持、QOL改善 ②骨破壊抑制 ③機能予後の改善であるのに対し、外科治療の目的は関節機能・脊柱の再建であり、一旦ダメになってしまったものだけが外科治療の対象となる。
RAの治療薬は①DMARDd ②生物学製剤 ③NSAIDs ④ステロイドの順で用いられ、特に早期からDMARDs*2を用いるよう、ガイドラインにも規定されている。


②薬剤師のための薬物動態値の読み方とその応用
なつかしのコンパートメントモデル、半減期t1/2と消失速度定数kel、尿中未変化体排泄率fu、分布容積Vd、クリアランスCL、そして薬物投与間隔τと血中濃度Cssの推定などについて、実例に基づいたお話。
期待してたほど噛み砕いたお話ではなかったけれど、よくよく内容を考えれば仕方ない部分もあったかな。
オイラの頭の中で検査値と薬物動態値がごっちゃになって勝手な期待をしてた部分もあったな。

*1:全3回構成

*2:中でもMTXが最も効果が高く、次第に薬効が減弱するエスケープ現象も起こしにくい