朝の会@9/16

S17生まれ 男性  泌尿器科受診


処方
リボール 2T 2×N 28日分
ウラリット−U 3包 3×N 28日分
クラビット 3T 3×N 7日分
ロキソニン 1T 疼痛時 20回分


今回猪苓湯、ウロカルン、チアトンがCutに。
前回処方は28日前で、フロモックス7日分の処方もあった。   
内)にてエパデール、ブロプレス、ノルバスクメバロチン併用中。


☆ 下痢注意
S 尿路結石は無事に排出されたが、(ドレーンの?)抜管時に出血(+)
化膿止めにクラビット処方
前回処方のフロモックス(又は胃腸風邪、牛乳の摂取等)による下痢の訴え(+)
A クラビットによる下痢にも注意
P クラビットによっても下痢を起こすことがあります。軟便程度ならn.p.ですが、腹痛を伴うなど重症化するようなら受診を。


痛風発作(+)
S 8/18から下痢が2w続き、近医の指示で全Mi.のp.o.を中止。その後両足に痛風結節出現、痛みで歩くこともできなかった。
下痢治まってからリボール・ウラリットp.o.再開したが、その度に痛み(+)←Dr.にも伝えたとのこと。
発作中は痛風の薬飲まないほうがよいと聞いたがリボール・ウラリットはp.o.して大丈夫か?
UA値 6.8→8.6 ↑
A 突然のリボール服用中止が急激な尿酸産生増大を招き、発作出現につながったか?
急性発作出現中に尿酸低下薬服用開始などによって血中尿酸値を急激に低下させると、組織と尿中の尿酸濃度に勾配が生じ、組織からの尿酸結晶の遊離が促進されて痛風発作の一時的な増悪をみることが多い。
今回リボールp.o.時の疼痛はこのメカニズムによるものだと思われるが、既にp.o.を再開して約2wが過ぎており、ここでまたp.o.を中止すると再度の尿酸値上昇、発作出現を招く恐れ(+)
P 尿酸産生抑制薬と尿酸排泄促進薬の働き、痛風発作発現との関係を説明。Dr.もMi.継続ということで、急性発作期は過ぎたという判断だと思われます。リボール・ウラリットはp.o.を継続してください。


☆ 尿路結石再発予防
S 4cmもある石だったが、無事に出てきた。
O 猪苓湯、ウロカルン、チアトンCut
A 再発予防のため、今後も酸性尿にならないよう注意が必要。
P 尿を酸性化するような食べ物(青魚や豚肉など)のとりすぎに注意。逆に尿をアルカリ化するような食べ物(海藻類やバナナなど)を積極的にとるようにすると結石の再発予防になるでしょう。


☆ 胃荒れ注意
O ロキソニン頓用
A NSAIDs潰瘍注意
P 胃荒れすることがあるのでできるだけ食後に飲むか、牛乳や多目の水でのp.o.を。