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育毛剤に脱毛剤入れる…大手メーカーに脅迫状相次ぐ

育毛剤に脱毛剤を入れる」と都内の複数の育毛剤メーカーに脅迫状が相次いで届き、警視庁が恐喝未遂事件として捜査していることが17日、分かった。 薄毛に悩む世の男性陣を震え上がらせる前代未聞の脅迫状が届いたのは、花王(東京都中央区)やライオン(墨田区)など大手メーカー。両社には9月上旬に送りつけられ、差出人などは書かれていない。

両社ともすぐに最寄りの警察署に通報、脅迫状が届いてからは犯人側から接触はないという。ほかのメーカーにも届いている可能性があり、警視庁中央署や捜査一課などが恐喝未遂事件として捜査している。

犯人側が要求している額は「捜査中のため発表していない」(捜査関係者)。数百万円ともいわれるが、その支払いに応じない場合についてはメーカーの人気商品を脅迫状の文面にあげて、「育毛剤に脱毛剤を入れる」と脅している。

花王によると、犯人側が対象とした同社の商品は「サクセス薬用フラバサイト」。パワフルなスプレー式であることから、広報部は「圧力が高く、構造上脱毛剤を混入することはできない」と話す。

ライオンは「毛髪力イノベート」が標的に。同社広報部は「商品パッケージの上ブタと下ブタに、改ざん防止のノリが付いている。開けて混入するとすぐにわかる」と説明。両社とも人知れず混入することは不可能といい、“危機一髪”ではなさそうだ。

薄毛や抜け毛を意識する男性は1000万人といわれる。花王では育毛剤を発売して十数年になるが、今回のような悪質な脅迫状は「聞いたことがない」。また万が一、脱毛剤が混入しても「育毛効果はなくなるかもしれないが、命にかかわる問題にはならない」と話している。