もう3単位たまった

nohmin2004-06-25

今日は「高齢者疑似体験と貼り方勉強会」に参加してきました。
認定薬剤師の単位*1が、薬剤師登録から1ヶ月たっていないうちに3単位も集まってますよ。


ということで今日の研修内容から一つ問題を。
薬剤師の人は自分なりに考えてから読み進んでください。

問。
モーラスとモーラステープの違いを述べよ。



以下解答。

一番分かりやすいのはサイズ。
そして用法が違う。
モーラスは一日2回、モーラステープは一日1回の張替え。
だけどそれよりも、実は適応が違う。
モーラスが皮膚表面の温度を約1度下げるのに対し、モーラステープは逆に皮膚表面温度を約1度上げる。
このためモーラスは比較的急性期の疼痛に有効であり、モーラステープは慢性期の疼痛に有効となる。
一例をあげれば、長年続いている腰痛にはモーラステープ、打ち身などにはモーラスが有効である。
事実、添付文書を見比べても両者の適応が同一でないことが分かる。*2
さらに言えば、ケトプロフェンの濃度も異なる。
モーラステープでは2%のケトプロフェンが含有されているのに対し、モーラスは0.3%。
このため、同一面積に対して貼付すれば、モーラステープの方が効き目は強くなる。

*1:最初の1単位を取得してから4年以内に40単位集めると、認定薬剤師として認められる。

*2:モーラスの添付文書
   モーラステープの添付文書