アテンションプリーズ

nohmin2006-05-16

第1回から一貫して職業教育のドラマとして視聴中。
キャビンアテンダント(=自分の仕事)とは何か。
仕事における心構え。
接客における作法。
実は毎週毎週これらのことが繰り返されている。
でもやっぱりそれが接客業の基本であり、新人教育を扱う作品である以上それが当然のことであろう。

「規則ですから」では客は納得しない。

まったくその通り。
医療業界でもよく聞く「保険の仕組み上ムリです」という言葉。
確かにムリなものはムリなんだが、それをどう患者さんに嫌な思いをさせずに納得していただくか。
難しい問題だが常にそういったことを考えていかないといけない。


ピッキングの際には受け取る患者さんのことを考えたピッキングを心がける。
シートの方向が互い違いのグチャグチャになっていないか。
1錠の切れ端ばかり寄せ集めたりしていないか。
散剤も適当に折りたたんで薬袋にがさつに放り込んでいないか。
薬袋は見やすく、きれいに作れているか。


服薬指導時には患者さんに忙しさを感じさせない、ゆったりとした空気で対応したい。
なおかつ周囲で待たされている患者さんには無駄にゆっくりやっているように見えてはいけない。
こういったことは、実際にはテキパキ動きつつも接客時にほんの少しの心配りをするだけで大分違ってくるように思える。
患者さんの目を見て、患者さんの言いたいことを(できるだけピンポイントで)聞いてあげる。
始めと終わりのお辞儀はできるだけ丁寧に。
たったこれだけのことでだいぶゆとりを感じられると思うのだが、できている人はほとんどいない。


上戸彩とかどうでもよくて、研修用ドラマとしてみてみるとすごく勉強になる作品だと思う。
日々試行錯誤。